~我が家の性能向上リノベのレシピ~

❏リノベのきっかけと、リノベの良さ

 私のリノベのおはなし。 

 結婚した頃は賃貸マンションに夫婦二人で住んでおりました。その後息子が生まれたくらいで、2LDKの賃貸マンションは子供が大きくなったら手狭かなと思い始めるようになり、であれば実家をリフォームしちゃおうってのがリフォームのきっかけ。

 

 上の平面図がリノベ前。上の部屋が私の部屋、下の部屋が弟の部屋、だった2部屋。

これを一つの空間にして、夫婦と子供のLDKにしちゃいます。

  

 私の部屋がこんな感じ。

 真壁といって柱がむき出しで昔っぽさが溢れて出ています。

この黄色い壁と木材の間には

 こんな風に隙間があって

 隙間をテープで塞いであげないと冷風がここからやってきて寒い寒い。

風の強い日はこんな隙間でもしっかりした勢いのある風が入ってくる。

 この寒さを何とかしたいってのもリノベのきっかけ。

 しっかり塞いだところで風は入ってこないけど、低断熱だから寒い。

 こちらは弟の部屋。

私の部屋と違って真壁のように柱むき出しではなく、それを隠してある大壁って構造で、私の部屋のように隙間風はそんなにあるわけではないですが、

断熱材は昔の性能。厚みも薄い。こちらも低断熱のため寒いし暑い。

 

と、こんな2部屋をつなげていきます。

この2部屋の面積は、8.7帖の子供室・8帖の子供室・押入が合計で3帖。すべて合計すると19.7帖のスペース。約20帖です。

この空間にリビング・ダイニング・キッチンと寝室も入れちゃいます。

LDKだけで20帖って家もあると思うので、寝室と収納も含めて20帖ってリビング小さめになりそうですよね。

でも、そうしたいからそうします。

狭くても広く感じれればいい。無駄に広いことは意味のあることではない。要は面積以上に広く感じられるかが肝心。

そう自分に言い聞かす・・・。コスト削減にもなるし。狭いと言わない。コンパクトって言う。ようにする。

 

 でも実際リノベやリフォームにおいて、増築するでない限り面積は限られてきます。狭いからといってあきらめないで、図面と向き合ってパースを何度も作って、考えて考えて考えると、実はいい方法が生まれてくることって結構あります。

いい案が思い浮かばないときも、時間をおいてもう一度考えてみると、あれ?いいじゃんって解法が生まれたり。

 

 結果、我が家は狭いから仕方がないっていう間取りではなくなり、面積以上の広さの感じられる、自分にとって心地のいい空間になりました。

 

 リノベやリフォームは、決まっている面積の中で、何を盛り込んでいくかを考える。広さが有限なだけに、必要なものしか盛り込めない。新築ではもしかしたら必要かもしれないと思って、必要以上に収納や子供室を大きくしたりしてしまうこともあるかもしれません。結果高いものになったりして。

 取捨選択の結果、不要なものをそぎ落とし、必要なものを残すという考え方で作るリノベって、実は経済的。って前向きに考えられる。リノベって素晴らしい。

 

 この階は2階で、浴室は1階にあります。

浴室は親と共同で使用。玄関も今まで通り1つ。

普段過ごすLDKと寝室を新たに設けた2世帯住宅にします。

 

 とりあえず、一つの空間にする際に、まず何を考えるかっていうと、

 

 2つの部屋の間の壁が取り除けるかどうか。

 

 

 

❏2部屋の間の壁がとれるか確認する

 まず天井裏をのぞいてみましょう。

筋交いがあるか確認です。

 

この筋交いは地震に対して抵抗する大事なものなのでまずはこれを残したまま、図面で考えていきます。 

 天井裏を除くとバッテンの筋交いが小さい押入の壁に入っていました。

リボンのようなマークがある壁。

ここに筋交いがありますよっていうマーク。

解体前でも、天井裏をのぞけば、筋交いは確認できるんです。

 これは解体したときの写真。

左のバッテンが筋交い。これはこの位置でそのままにしときます。

よってここの壁は通り抜け出来ない前提で図面を作っていきます。

 お客さんから弟がもらってきたパチスロの機械は解体時に処分します。

 続いて小さい押入と押入の間の柱はどうでしょうか。

この部分も天井裏から見てみます。

物入と物入の間の柱は、構造的に必要なものでなく、単に物入を作るためにつけた柱の場合があります。

この柱も物入作成のためについていた柱で、天井にある横材・梁に取り付いているわけではありませんでした。

 この柱は梁を支えているわけではない。

よって取り除いてよし!

 解体時の柱の写真。バッテンの前にある柱は取り除かれています。

 

ということで、取り払える壁と柱、取り除けない壁と柱がわかったところで間取り作成していきます。

 

 既存の間取りから完全に脱却し、新しい間取りに作り替える。もうリフォームを超えてリノベーションですね。

 

❏新しいワンルームの間取りに!

柱や筋交いはそのままに、全く違う間取りになりました。

 

 

❏広いワンルーム空間には高断熱が必須

 20帖という空間を広く見せていきたい。

ということで、間仕切り壁は最小限にした、ワンルーム空間にすることにしました。

 ワンルーム空間になり、空間が広くなることでデメリットがあります。

それは冷暖房効果が薄れること。

これを解消するには断熱性能をアップするしかありません。

 断熱性能を上げずに、エアコンの性能を上げればいいという選択肢は悪です。

それはエアコン本体の価格もあがるし、それにかかる電気代も上がるからです。

地球にもお財布にも優しくないです。

 エアコンは消耗品だと考えてください。10年から15年で取替です。15年たったらまた高額なエアコン取替代を支払わないようにするためにも、あまり大きい畳数のエアコンは入れないようにしましょう。

 

 断熱性能を上げれば、広い空間にしたとしても、エアコンは小容量で済みますし、今までよりも電気代はかからなくなります。

そして快適な居住空間が手に入ります。

 地球にいいことしてると胸張って住めます。(自己満)

 自分のためにも家族のためにも将来の自分たちと地球のためにも断熱性能アップしか手はないと思ってください。

 

 それでは断熱性能向上リノベです。

 

 まず、外側に貼ってある石膏ボードに空いている隙間だったり穴だったりをふさいでいきます。

これが一次気密層になります。

 続いてグラスウールを入れていきます。

 断熱材にも吹き付ける発泡系断熱とかセルロースファイバーとかいろいろあって、何がいいかっていう議論は、それぞれ各社がここがいい、ここがいいって言ってるのでその通りだと思います。性能だけ見れば別になんでもいいわけです。

性能+断熱材の厚みで考えてより安価で効果があるもので選べばいいんじゃないでしょうか。

もっと言うと性能が低くても、厚みさえ増せば効果は上がるんで。

 ただその厚みが壁の中に入りますかって問題があって、壁の厚みが105㎜なり120㎜なりの厚みが決まっているので、その厚みの中で安価で性能が出るものを選択するわけです。

 

 結果グラスウールは安くて性能が出るので選んでいる感じ。あと防音効果がある。

 防音効果があるって結構大事で、多少の雨あられの音もかき消してくれる。自分を守ってくれるシェルターの中にいる安心感をくれる感じがする。

 

 グラスウールを入れ終わり、通常の家だとここに石膏ボードを張って下地工事完了ってなるところ、まだやめない。

 もう一層内側に断熱層を増やすため木の下地を増やしてやる。

 

 図面でも外に面する外壁面の厚みが倍になっているのがわかると思います。

 もう120㎜内側に断熱材を入れて240㎜(24センチ)の厚み!

分厚いでしょ。

 ローコストメーカーなんかは105㎜角の柱を使うので壁の厚みは105㎜が一般的。

だから限界に入れて105㎜の厚みの断熱材になるわけです。

それから考えると約2.3倍の厚みの断熱材が入っていることになります。

  

❏内側にふかす付加断熱のメリット・デメリット

 内側にもう一層断熱材を付加してやるので、これを付加断熱というのですが、通常は外側にふかしてやるのが一般的。

なんでかというと、内側にふかした分部屋が狭くなるから。

我が家でいうと外壁面は3方向にありましてその外壁の長さは合計で16.68m。付加した部分が120㎜の壁分なので16.68×0.12=2.00㎡。

1帖が1.65㎡なので、2㎡って1.21帖!

もともと19.7帖の空間なのに、この面積を引いた広さは、19.7帖-1.21帖=18.49帖になります。

 

 数字だけ見ると結構狭くなる!

 外側の厚くなっている壁の部分。厚くした部分だけで1.21帖もある・・・。

 

 じゃあなんで内側に付加したかというと、外側に付加するより安く済むから。

もう一択でしたね。

 外壁張替を数年前に行ったばかり。張ったばかりの外壁をわざわざはがして、そこに断熱材を付加するなんて、不経済な選択肢はなかったからです。

 

 ではしょうがなく内側付加断熱にしたのかっていうと、仕方ないって一面もあるんだけど、内側に付加することにメリットもあって。

 

 付加断熱の工事中に雨を気にしないで行える。

 

冬でも梅雨でも工事ができるってとこが重要!

 グラスウールって雨に濡らしたくないんですね。我が家で内側にやったように、外側に木の下地をもう一層組んで、グラスウールをいれてなんてやってると、雨に濡れてしまいます。

グラスウールみたいなもこもこした素材ではなく、雨に多少濡れても大丈夫な発泡させた板状断熱材を外側に付加するのが最近は一般的。

仮に我が家が外側に付加断熱することが出来たとしても、グラスウールではなくおそらく発泡系の板状断熱材を使ったと思います。

で、発泡系の板状断熱材って、ネオマフォームっていうやつがありまして、性能はグラスウールのおよそ倍。つまりグラスウールの半分の厚みでグラスウールと同じ断熱効果を出せる。

 

 壁の外側にあまり厚みを出したくないっていう意図もあって厚みを半ば半分にできるネオマフォームって外側に付加するときに使える良い材料。

 壁の外に厚みを出したくないっていうのは、下地やさらにそれに支持させる外壁の重さがかかるのであんまり厚みを持たすと、重くなるしバランスが悪くなるので、最悪外壁が脱落してしまわないようにという配慮。

外側に付加する場合は、しっかりと固定してできるだけ軽い素材でって考える。

そんなネオマフォームですが、グラスウールの約2倍の性能だけど、価格は2倍以上することが難点。

 

 結果、我が家のように若干面積が少なくなることが許容できるのであれば、グラスウールでの内側付加断熱は、選択肢になるのではないかと思います。

 特に我が家のような、部分的に断熱リノベする場合や外壁を張り替えない場合は選択肢の一つになりますね。

❏壁が中にふけてきたことで寸法を確認

 壁が内側に付加されたということは、部屋が狭くなることで支障はないかを確認せねばなりません。

 左のダイニング部分。我が家は座卓形式にしたので、座布団を敷いて食事するスタイル。

ダイニングテーブルの幅が600㎜として、その他で987.5㎜とれている。

987.5㎜あれば、座布団に座った人がいたとしても後ろを人が歩けるスペースは確保できるな。

 図面だけではなく、実際にメジャーで測ってここがキッチン、ここがダイニングと、シミュレーションしてスペースとして機能できるか確認する。

 

 続いてキッチン。

キッチンは少し奥行をとり720㎜。後ろのカップボードが380㎜だとすると、通路は720㎜。

普通の廊下幅が765㎜程。それより少し狭いけど通路としては機能できるな。

 キッチンに人が立ってて通りにくい場合は、廊下を通ればいいわけだし。

 二つの部屋のそれぞれの入口は塞がずにそのまま生かした方が、キッチンと廊下を回れる回遊導線になるので、使い勝手が良さそう。

❏横がだめなら縦に広げる

 リノベ後のLDKは10.7帖。2LDKだった賃貸も約10帖ほどのLDKだったわけで、子供が生まれて手狭になりそうだってことで引っ越すのにも関わらず、LDKの広さはさほど変わらない現実。

 キッチンは対面にしたことで配膳しやすく使いやすくなっているし、明確にリビング・ダイニング・キッチンのスペースが分かれていることにより、ほぼ同じ面積とはいえ有効に使えているとは思います。

 けれども広さをもっと感じられるようにするには。

 

 LDKの面積はこれ以上増やせない。横に伸ばせないなら縦だ!と、とんち的発想で天井を上げてみることにします。

我が家は屋根が自然落雪式になっているので、雪を落とすために勾配がきつくなってるんですね。

ということで勾配がついている分、屋根裏は結構広い空間になっております。

屋根裏の空間は人が入れるくらいあるので、廊下(図面ではホールと記載)の上に小屋裏収納が作れそう。

これも、天井裏に入って解体前に確認済み。

小屋裏収納は下の階の半分以下と決まっているので、条件も満たす面積で小屋裏収納にできそうです。

このホールの上の部分を使います。

ホール自体は今回のリノベの範囲には含まれず、そのままにしておく部分。

 

 

❏小屋裏収納のメリット

これがその小屋裏のスペース。

窓もないので今んところ不気味な感じもするのですが。

 電気をつけて、床に合板も張ってみた様子。

小屋裏収納は約11帖。こりゃ有効利用できそうです。

 小屋裏収納を作ることによって収納に使えるだけでなく、もう一ついいことがあります。

それは、地震に強くすることが出来るんです。

 このように合板の床を張ることによって、梁と梁が板によってがっしり固まるんですね。

地震の揺れの時にひねくれたり、ゆがんだりせずにがっしり抵抗します。

水平構面の剛性力を強めると専門用語を使ってみます。

地震に強くなって収納スペースにも使えて一石二鳥です。

 

 いやもう一つ

 我が家は写真のように、エアコンを小屋裏につけているんですが、冷房はこの小屋裏のエアコンを使います。

冷たい空気は下に下がってきますので、冷房のエアコンは高い位置に設置します。

こうすることで、小屋裏収納も、その下の普段私たちがいるLDKや寝室もすべてこのエアコン1台で涼しくなります。

LDKなどの広さが約18.5帖・小屋裏収納が約11帖 合計29.5帖をエアコン1台で冷やします。

 このエアコンは10帖用のエアコン。

小屋裏にエアコンがついているとこのくらいの面積であれば、十分空間全体が冷えます。

 

 そしてもう一つ、上についていることでいいことがあって、冷風が直接体に当たらないから、心地いい涼しさになるんです。

これも結構重要で、冷房嫌いの人ってこの冷たい風に当たり続けて体が冷えすぎてエアコンが嫌いになるんですよね。

冷風が直接体に当たらないから、気持ちいひんやり感があります。

 ただ少し暑いなって時は、風が流れていることで涼しく感じるって一面もあるので、本当に暑いときは小屋裏のエアコン冷房ではなくてLDKについたエアコンで冷房してることのほうが、うちの奥さんは多いんですけどね。ま、そこは臨機応変ってことで。

 

❏エアコンのカタログの帖数表示

 我が家のエアコンは10帖用で30帖くらいをまかなっています。

ではエアコンのカタログに記載のある帖数表示って、何?

 それは昭和55年の断熱基準に基づいて、示された帖数らしいです。

我が家クラスの断熱性能の30帖と昭和55年の断熱基準の30帖が同じ容量のエアコンが必要になるわけないんですね。

 空間に必要なエアコンの容量は、24時間冷暖房にするか、人がいるときだけつける間欠冷暖房にするか、という使い方でも変わってきます。

24時間冷暖房の方が小さいエアコンで済みます。

 カタログの帖数表示は、高断熱住宅ではあまりあてにならないってことです。

逆に言うと、カタログ通りに近い帖数のエアコンが入っているのであれば、その家は高断熱とは言えません。

 

 あと、よく聞く広告で、家1棟をエアコン1台で冷暖房!ってうたっているのをよく見ますが、何帖を何帖エアコンで、やってるんでしょう?

 24時間冷暖房でしょうか、間欠冷暖房なんでしょうか。

 奥の寝室の隅まで暖かいですか。

 30坪の家だとしたら60帖。家庭用エアコンの最大容量くらいの29帖用エアコンをまさか入れてるわけではないでしょうけど。そうだとしたら高断熱住宅ではなさそうな。

 24時間冷暖房で、6帖1台とか8帖1台とかでやってますって言ったら高断熱ですよね。

だけど、6帖用エアコン1台でまかなえるとしても、結構フルパワーで頑張ってますっていうくらいだと、電気代もかかるでしょうし、少し余裕を見てもいいかなと。

 何なら、1階に6帖用エアコン1台、2階に6畳用エアコンの2台でやってますってのでもいいでしょうし。

広告にうたいやすいから1棟で1台って言ってますってよりは、ちゃんと考えて余裕のあるエアコン容量と台数でやってますって方が私は快適に感じると思います。

 

 我が家は24時間冷暖房を想定してないから、少し余裕をみて10帖用を選定。

 24時間冷暖房ではないけれど、朝エアコン消して夕方帰ってきても、夏はほんのり涼しいし、冬はほのかにあったかいんですよ。

 

 小屋裏収納。

 現在は、レゴや本の収納場所になっています。

子供のレゴは下のLDKに持ってくるとガチャガチャ散らばっちゃうけど、ここから持ち出さない限りはLDKはレゴの散らかりから免れますので安心。ここで思う存分散らかしてもらいます。

 

❏リノベの場合の勾配天井の作り方

 断熱材で部屋を包むと書いてある部分。今回リノベする部分のみを断熱改修するわけです。

LDKの天井は勾配天井にして小屋裏までつながる勾配天井になります。

これが屋根の下地 野地板といいますがこの上に屋根の板金材が張られています。

屋根の直下ということです。

その下にシートを張っています。

何がやりたいかというと

 屋根の断面図。

 この図でいうと赤いラインがこの白いシートの部分。

さっきの野地板と白いシートの間に通気層を作ります。

で、軒裏から取り込んだ外気を屋根の高い部分の軒裏から排出しようという構造にしたかったということ。

 1.暑い気温にさらされた屋根内の空気が朝方になって冷えると、出てきた水蒸気の水分で屋根内が結露してしまうことを防ぐためこの通気層から排出したい。

 2.屋根のグラスウールの断熱材内に、部屋内の高い湿度の水蒸気が入ってしまった場合にこの通気層から排出したい。(部屋内の水蒸気が断熱材に入らないように防湿気密層を作るのですが万が一入った時のため)

 3.夏の日差しにさらされた屋根の裏の屋根内は、とんでもなく暑くなるので外気を取り込んで少しでも温度を下げて、熱気を排出したい。

と、そんなとこでしょうか。

 

 内側から見ると断熱材⇒透湿防風層⇒通気層⇒板金という順番で並んでおり、外壁の構造の材料の並びと同じになっています。

屋根も外壁と同じような効能を持つことを目指して、構造を構築していくということを考えました。

 

 

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港建設株式会社