部分断熱リフォームという選択肢

あなたの家は本当に壊さなきゃいけませんか?

1.新しく土地を買ってそこに新築する。

2.新築の建売住宅を買う。

3.今住んでる住宅を解体し、 建替えて新築する。

4.中古住宅を買って、または今住んでる住宅を全面リフォームする。

5.中古住宅を買って、または今住んでる住宅をその時の家族構成を考慮し、予算内で部分リフォームする。

 

住宅を考えるにあたって選択肢は様々。

 

私が選択したのは5番。今住んでる住宅をその時の家族構成を考慮し、予算内で部分リフォームする。

部分リフォームに断熱リフォーム+耐震リフォームをプラスした部分断熱耐震リフォーム。

部分断熱耐震リフォームで家は永く持たすことが出来ます。

 


部分断熱リフォームのメリット

1.費用が安く済む

 自分たちが住む居住空間のみの部分リフォームなので、安く済みました。

面積としては最近の新築住宅が30~35坪だとすると我が家は15坪程度のリフォームですので半分以下。

安く済むわけです。

 さらに通常の新築の半分の価格でリフォームしたかというとそうではなく、1/4程の価格で可能でした。

それは使える部分は使うことで費用が抑えられるからです。

 だからローンも組まずに済みました。

 リビング・ダイニング・キッチン・寝室・収納部分を仕切りのないワンルームの大空間にリフォームしました。

 

2.価格が抑えられた分、性能アップや無垢材の使用に充てられる。 

 価格を抑えれた分で通常の家の倍の断熱材を使用しました。(通常の断熱層にもう一層断熱層を付加する付加断熱と言います。)

我が家の場合は同程度の断熱仕様の新築住宅の1/4程の価格でリフォームできました。

 暖かくて涼しい大満足のリフォームです。

 また、少し値の張るウォルナットの無垢材を使ってキッチンを造作したり、勾配天井にしたり(普通の平らな天井より大工さんの手間がかかります。)することが出来ました。

 

3.新築でなくてもフルリノベーションでなくても長岡トップクラスの暖かい快適性が手に入る。

  新築やフルリノベーションで長岡トップクラスの断熱性を求めると家全体で考えなくてはいけないので、当然高くなります。

その場合やはり性能は落として手の届く価格の新築やフルリノベーションで考えざるを得ません。

その結果新しい家なのに、寒い。光熱費が高い(特に暖房費)。窓が結露する。などの住宅になってしまう可能性があります。

結露はしないまでも、我が家の暖かい快適性には程遠い。

 

 長岡には一戸建てに住んでいる世帯が70,000世帯ほどらしいのですがこのうち我が家と同じ断熱性能で快適に暮らされている方は5%以下ではないでしょうか。いやもっと少ない1~3%(700~2,000世帯)くらいかも。私の感覚値で統計がないので分かりませんが。

部分断熱リフォームで、価格は抑えながら、長岡では異次元の暖かい家に住むことが可能です。

 

 


部分断熱リフォームのデメリット

1.リフォームしたところ以外は寒いまま。

 当然リフォームしていないところはそのままなので冬は寒いです。廊下・トイレ・風呂・洗面脱衣は寒いまま。

すべてを断熱リフォームできればいいのですが。

 

 可能な範囲でどこまでを断熱範囲にするかを考えていけばいいと思います。

うちは近い将来またリフォームしていけばいいと思ってます。

家族構成と予算を判断しながらゆっくりやればいいわけです。

 

2.耐震性能が家全体で見れない。 

 部分リフォームなので家全体の耐震補強は出来ません。家全体の耐震補強を考えるにはフルリノベーションに近いリフォームをしなければならなく、結果費用がかかるのであれば部分リフォームのメリットである費用が抑えられる点が享受できません。

 

 我が家の判断として、2回の大きな地震にあったこの地域ですが、それにもかかわらず地盤が沈んで基礎が下がっているようなことはありませんでしたし、柱に大きな狂いがなかったため、リフォームとしました。

 構造材を止付ける金物の補強交換・筋交いの点検・床の補強など、部分リフォームでも出来る耐震補強を行いました。

 

3.実際どれくらいもつか誰にもわからない

 これはリフォーム全般に言えることですが、木造の法定耐用年数(減価償却期間なだけでもっと長く住めます。)が22年とされていたり、日本の住宅の寿命は30年だという話があったりするので、木造住宅の寿命は短いと思っている方も多いかもしれません。

地震など諸要因があるので、明確に言えないことが、住宅の寿命は長くないと不安視される原因かと思います。

 調べてみると、早稲田大学の教授が65年と算出しています。

住宅の基礎であるコンクリートは120年(ひび割れ補修を適切に行い内部鉄筋がさびないようにする)とされています。

 適切にリフォームすることで家の寿命は100年くらい、いやもっとに伸ばせると思います。

 それでも不安な方は新築で考えましょう。

でも性能軽視した新築は何年持つのでしょうか?

 


まだまだ持ちそうな家が解体されているのを見かけます。

スクラップアンドビルド。建てては壊し、壊しては建て。

  

もっと家は長持ちできるはず。

 

昔は住宅ローンなんてありませんでした。

家を建てるためにお金を貯めるしかありませんでした。

私の祖母もそんな人でした。

家を建て替えるのが夢でせかせか働いていたそうです。

私が3歳の頃に亡くなって、家を建て替える夢は実現できませんでした。

そして私が7歳の頃、父が今の家を建てました。

世代を超えて祖母の夢だった今の家が建ったと思うと簡単には壊せません。

 

誰でも長期でローンが組めて、少し頑張れば新築できる時代。

誰でも建てられるけど、頑張って稼いで払ったローンで家が建っている。

すぐに壊すよりも、リフォームで何とかならないかをまず考えたい。

 

そして、出来れば子供や孫に住み継げたらいい。

部屋が足りないなどが原因で、子供や孫に渡すことが出来なくても、他の誰かが住んでくれるように。

 

寒くて、暑くて、地震で揺れもすごい、そのような家は引き継ぎたくても引き継ぐ人がいない。

結局引き継ぎ手がいなく壊さざるを得ない。

または安値で売らざるを得ない。

空き家も増える一方。そうなると処分に困る。

 

だからリフォームするときは、ただ見てくれを良くするのではなく、出来る範囲で性能アップの部分断熱耐震リフォームをする。

部分断熱耐震リフォームで自分の予算内で暖かく涼しい快適に過ごせる住宅が手に入る。

我慢して住むのではなく今までより格段に快適に住める。

自分が快適に感じている住宅には愛着もわく。

 

そして快適で愛着のある住宅であれば、自信をもって、次世代の誰かに家を引き継げる。

 

子や孫に引き継ぐことが出来るのであれば、家を建てなくて済む世代もあるでしょう。

世代を超えたの住宅コストはかなり削減できます。

欧米は住宅の寿命が長く、子や孫に引き継いだり、中古として日本よりも高値で売却出来たり、そもそも一世代で一棟新築を建てるという考えは日本独自みたいです。

日本は地震が多いから寿命が短い。それもあるでしょうが適切に耐震補強がしてあれば長持ちします。

さらに断熱軽視した住宅は結露やカビで構造が劣化しやすく寿命は短くなります。

欧米の住宅は日本に比べ断熱性能は格段に上です。日本は断熱後進国ですから。 

 

空き家をどう処分するかという問題は始まったばかりで今新築を建てているあなたにも起こりえます。

新築を建てる時に性能を軽視しているとただ古いだけで処分に困る住宅になるかもしれません。

 

費用を抑えながら、快適に住める、長く住める住宅にする部分断熱耐震リフォームが問題解決の何かの糸口になる。かもしれません。